【ボクシング入門】お金をかけない練習メニュー(自宅)
強さの土台は走る力(心肺)と反復の質。
マイク・タイソン/メイウェザー/パッキャオらの王道「ロードワーク+シャドー+自重トレ」を、0円〜最低限で再現しよう。合言葉は3分1R!
まずはルール(安全&継続)
- ラウンド制:基本は3分1R。初心者は1〜2分からOK。
- 週の配分:ロードワーク3〜5日、シャドー3〜5日、自重2〜3日。
- 痛みは即中止:鋭痛・しびれはNG。フォーム見直し優先。
- ウォームアップ:肩・股関節のモビリティを1〜3分だけでも。
- 道具はスマホだけ:タイマー&メトロノーム(無料アプリ)で十分。
ロードワーク設計(LSD/テンポ/インターバル/坂)
プロも大事にしているのがLSD(ゆっくり長く)・テンポ走・インターバル・坂ダッシュ。自分の足で心肺を作ろう。
LSD(会話できるペース)
- 時間:15〜40分(初心者は10〜20分)。
- 目的:心肺の土台/回復力UP。
- 頻度:週1〜2。
テンポ走(ややキツい一定ペース)
- 方法:5分アップ→10〜20分テンポ→5分ダウン。
- 目的:乳酸耐性/試合ペースの維持。
- 頻度:週1。
インターバル(3分制と相性◎)
- 例:速め1分→ゆっくり1分を6〜10本。
- 目的:心拍の可変対応/ラッシュ耐性。
- 頻度:週1。
坂ダッシュ(短時間で爆発系)
- 勾配のある坂を10〜20秒全力×4〜8本(下りは歩き回復)。
- 目的:脚力・踏み込み・瞬発。
- 頻度:2週に1回〜週1。
※走れない日は「早歩き20〜40分」でもOK。とにかく継続。
自宅シャドー:3分×R(フレームワーク)
畳一枚でできる最強練習。出1:戻2と逆手ガード(顎前)は常にセット。
R1:フォーム整え(基礎)
- 1分:ジャブ最短→戻し速く。
- 1分:1-2(打点固定)。
- 1分:1-1-2(2本目は小さく速く)。
R2:ディフェンス連動
- 右スリップ→ジャブ返し。
- 左スリップ→左フック。
- ダック→左ボディ→右。
R3:フットワーク連動
- 前詰め→1-2/引き足→1-2。
- 半歩左回りで角度作り。
- ラスト20秒は軽ラッシュ。
※初心者は1〜2分×2〜3Rから。姿勢が崩れたら即リセット。
自重サーキット:3本(全身・コア・脚)
メイウェザー系の連続負荷、パッキャオ系の機敏さ、タイソン系の下半身と体幹をイメージ。
A:全身(3分×1R)
- プッシュアップ 30秒(膝つき可)
- スクワット 45秒(胸張る)
- マウンテンクライマー 30秒
- シャドー 45秒(1-2/2-3)
- 休憩 30秒
B:コア(2〜3分×1R)
- プランク 40秒
- サイドプランク 左右20秒
- デッドバグ 40秒
- 休憩 30秒
C:脚&フットワーク(3分×1R)
- 前後ステップ 40秒(前足→後足/後足→前足)
- ラテラルステップ 40秒(左→右)
- ミニジャンプ 20秒(母趾球軽く)
- シャドー 40秒(前詰め→ダブル)
- 休憩 40秒
※各Rを1〜3周。きつい日は時間短縮で本数維持。
0円アイテム代用集
- 縄跳びの代用:ロープ無しエアスキップ(テンポは口で「タ・タ・タ」)。
- ラダーの代用:床に養生テープで格子、または地面にチョークで線。
- サンドバッグの代用:壁の前で当て止めシャドー(壁に当てない)。
- ミットの代用:ソロなら鏡/スマホの自撮りでフォーム確認。
- タイマー:スマホの無料アプリ(3分−1分レストを設定)。
0円ウィークプラン&最低限ギア版
◆ 0円ウィーク(例)
- 月:LSD 20〜30分+シャドー 3R
- 火:自重A 1〜2R+コアB 1R
- 水:テンポ走 10〜15分+シャドーR2
- 木:休養 or 早歩き20分
- 金:インターバル(1分速→1分ゆっくり×6〜8)+シャドーR3
- 土:坂ダッシュ10〜15分(10〜20秒×4〜8)+コアB 1R
- 日:軽いLSD 15〜20分 or 休養
◆ 最低限ギア版(+縄跳び&ヨガマット)
- 縄跳び 3分×3R(ラスト20秒テンポUP)を、走れない日の代替に。
- マットでコアB&ストレッチ。床ダメージ軽減&継続しやすい。
※たーさんのサイトに貼ってある縄跳びアフィはそのまま再利用でOK。
FAQ
どれから始めればいい?
まずはLSD 15〜20分×週2+シャドー1〜2Rを毎回。2週目から自重Aを追加。
時間がない日用の最短は?
シャドー1R(3分)+自重A 1R(3分)の計6分。これでも積み上がる。
ケガ予防は?
前後で肩・股関節モビリティ/ストレッチ(各1〜3分)を入れる。痛みが出たら即休止。
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