[ボクシング入門] 巻き方で差が出る:バンテージ完全ガイド

【ボクシング入門】巻き方で差が出る:バンテージ完全ガイド

バンテージは拳と手首のセーフティーネット。巻き方ひとつで当て面の安定・手首の直線・握りの硬さが変わる。
ここでは伸縮/非伸縮/巻かないタイプの違いと、初心者が迷わない巻きステップをまとめたよ。

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参考動画(まずは全体像)

動画で“全体の流れ”を掴んでから、下の手順で巻くと迷わないよ。

なぜ巻く?(3つの役割)

  1. 拳の保護:ナックル部にクッションを作り、当て面の安定と衝撃分散。
  2. 手首の固定:手首を真っ直ぐに保ち、折れや捻りを予防。
  3. 握りの一体化:指〜掌〜手首を包んでグローブ内でブレない握りに。

タイプ比較(伸縮/非伸縮/巻かない)

伸縮タイプ:初心者に最適。フィット感が高く、多少の巻きムラも吸収。

おすすめ:ミット/バッグ/スパーのオールラウンダー

非伸縮タイプ:固定力◎でプロ好み。巻きの精度が必要だが、当て面がカチッと決まる。

おすすめ:重めのバッグ日や出力高めの日

巻かない(クイック)タイプ:指スリーブ+手首バンドの時短モデル。日常の練習や家トレに便利。

おすすめ:ウォームアップ/短時間メニュー

長さ・幅の選び方

  • 長さ目安:初めては3.5〜4.5m(片手)。手が大きい/固定強めなら5mも。
  • 幅:5cm前後が扱いやすい。
  • 左右同じ巻き量になる長さを選ぶと感覚が揃う。

巻く前のルール(失敗防止)

  • テンション一定:強く締め過ぎない。指が白くならない程度が目安。
  • シワを作らない:皮膚に食い込むと痛み&圧迫の原因。
  • 手首は真っ直ぐ:最後まで直線をキープ。
  • 親指ループ→小指側スタートが基本(ねじれ予防)。

巻き方:伸縮タイプ(入門向け・約2〜3分)

  1. 親指にループ手の甲側に一周(ロゴが外向きならOK)。
  2. 手首3周:パンチ時の折れ防止。手首は一直線のまま。
  3. 掌〜甲を8の字でクロス(1周)。フィット感を作る。
  4. ナックル3〜4周:当て面のクッション層を作る。
  5. 指間クロス(中指→人差し→薬指の順に1本ずつ):各1往復でOK。
  6. 手首に戻して2周:固定を強化。
  7. 仕上げにナックル1周手首でベルクロ固定

コツ:テンションは一定弱め。強締めは血流×/痺れたら即やり直し。

巻き方:非伸縮タイプ(固定感重視・約3〜4分)

  1. 親指ループ→甲側に一周。手首を先に4周(やや多め)。
  2. ナックル4周:層を厚く(薄いと“骨のゴツッ”が出る)。
  3. 指間クロス:8の字を丁寧に(非伸縮はシワが出やすい)。
  4. 掌クロス→甲で面を整え、手首2周で戻す。
  5. 仕上げ:余りはナックルor手首に分配してベルクロ固定。

コツ:巻きながら軽く拳を握る→開くを繰り返し、締め過ぎを防止。

巻かないタイプ(クイックラップ)の使い方

  • 指スリーブ→手首ベルクロの順で装着。
  • ナックルパッドの位置を人差し&中指ナックルの真上へ。
  • 手首ベルトは水平に2周以上巻くと安定。
  • 強度は万能ではないので、重い出力日は通常バンテージ推奨。

ありがちトラブル→即修正

  • 指先が痺れる/色が悪い:締め過ぎ。手首側を1周外すか全体を巻き直し。
  • 手首が折れる:手首の周回を+1〜2。打つ直前に軽く握って直線を確認
  • ナックルが薄い:ナックル周回を+1〜2、またはスポンジを薄く追加。
  • シワで痛い:掌クロスをやり直し。皮膚に平らに沿わせる

洗い&メンテ(清潔・長持ち)

  • 洗濯ネットで弱洗い(マジックテープは留めて絡み防止)。
  • 陰干しで完全乾燥。直射日光はゴム劣化の元。
  • 巻いて収納→次回の取り出しが早い。
  • 汗が多い日は2セット持ちが楽(交互に使用)。

FAQ

右左で巻き方は変える?
基本同じ。利き手だけ手首周回を+1すると安心。
長さが足りない/余る…
足りない→手首周回を減/余る→ナックルに追加。左右で同じ配分に揃えると感覚が安定する。
スパーリングでも同じ巻き?
基本同じ。手首+1周/ナックル+1周で厚めにすると安心(グローブに収まる範囲で)。

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