【ボクシング入門】フォーム矯正:鏡・動画の使い方
コーチ不在でも伸びるコツは、“撮って・見て・直す”を短サイクルで回すこと。
鏡と動画の正しい使い方に加えて、シャドーの考え方(実戦イメージ)まで一気に解説するよ。
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参考動画:基本フォームの確認
- 見るポイント:構え(足幅/つま先/重心)、ガード位置(逆手は顎正面)、上半身の軸。
- 使い方:1.25倍速で流しつつ、下の30秒レビュー法で自分の映像と照合。
シャドーの考え方(ウォームアップ→形→当てはめ→対応)
- ウォームアップ:肩・股関節を軽く回し、出1:戻2のテンポでジャブから。
- 形のチェック:鏡で構えとガード、打った後の“戻し”を最優先で整える。
- 自分のパンチに当てはめ:得意な1-2/1-1-2/2-3などテーマを1つに絞って連動。
- 合わせられたら?:相手カウンターを仮定し、スリップ→打ち返しやダック→左ボディまでセットで練る。
注意:鏡に慣れすぎると“見続ける癖”がつく。上達段階では鏡なしシャドーを基本にして、
相手をイメージして自由に足を使う→必要な時だけ鏡で確認がおすすめ。
参考動画:シャドーボクシングの目的
見ながら、得意パターン→合わせ対処→再展開の順で自分のシャドーに落とし込もう。
鏡の使い方(その場で即修正)
- 正面45°で立つ:完全正面だと打点が見えづらい。鏡に対し軽く斜めに構える。
- センターライン:床テープで線を引き、頭と軸が大きく逸れないか確認。
- 逆手ガード:右手(逆手)は顎の正面に残す。打っても下げない。
- 戻し重視:打つ瞬間より引く瞬間の軌道と速さを最優先でチェック。
動画の撮り方(角度・距離・設定)
- 角度3本ローテ:正面(中心線/ガード)/45°(肩・腰連動)/真横(体重移動)。
- 距離:全身が入る3〜4m。先端がフレーム外に出ない。
- 高さ:胸〜肩の高さに固定(三脚or台)。手ブレ厳禁。
- 設定:可能なら60fps。グリッドON、照明は明るめ。
動画の見方(30秒レビュー法)
- 0〜10秒:まず戻し(帰還速度/ガード復帰)。
- 10〜20秒:下半身(つま先→膝→股関節→腰)。前6:後4で止まる?
- 20〜30秒:上半身(逆手の顎前ガード、肩→肘→拳の一直線)。
“良い1本”と“悪い1本”のスクショを並べると差が明確。
技別チェック表(〇=OK / △=要調整 / ×=NG)
技 | 見る場所 | 基準 | メモ |
---|---|---|---|
ジャブ | 逆手/顎前・肘・戻し | 最短直線→戻し最優先/逆手は顎前固定 | 拳1つ分だけ避けられる余白 |
右ストレート | 腰→肩→手/前足荷重 | 出力は腰→肩→手/体重は前6:後4 | 肘を背中側に引かず“押し出す” |
フットワーク | 足順(前→後/後→前/左→右) | 母趾球荷重/踵は軽く浮く | センターラインから外れ過ぎない |
3分ループ:撮る→直すドリル
- 1R目(撮影):テーマ1つ(例:戻し)。45°で3分撮影。
- Rest1分(レビュー):30秒レビューで修正点を1つだけ決める。
- 2R目(矯正):修正だけに集中。正面で3分。
- Rest1分:良い1本をスクショ保存。
- 3R目(確認):横から3分。維持できるか確認。
疲れたらR数を減らすか、1〜2分に短縮でOK。
撮影マナー&安全メモ
- ジム撮影は許可制。他会員が映らない位置/時間を選ぶ。
- スパーの撮影は相手の合意が必須。SNSの投稿ルールも確認。
フォーム矯正に役立つ機材
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- 高さ:胸〜肩の高さに合わせると軸が歪みにくい
- 角度ローテ:正面→45°→真横の3本を固定で撮る
- 設定:可能なら60fpsで撮影(スロー再生で戻しが見やすい)
※鏡は“調整用”。普段は鏡なしシャドーで相手をイメージ→必要時だけ確認に使おう。
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