この記事でわかること:
- プロの減量を素人が真似してはいけない理由
- 安全に体重をコントロールする具体手順(基準体重づくり)
- 数値管理をラクにする体重計の選び方
※絶対に読んでください(安全に関する重要な注意)
安易な自己流の減量は、健康を害するだけでなくパフォーマンスを著しく低下させ、
最悪の場合は生命の危険にもつながりかねません。
必ず数値で管理し、体調に不安があれば専門家に相談してください。
詳しい注意事項はこちら。
安易な自己流の減量は、健康を害するだけでなくパフォーマンスを著しく低下させ、
最悪の場合は生命の危険にもつながりかねません。
必ず数値で管理し、体調に不安があれば専門家に相談してください。
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素人がプロの減量を真似してはいけない理由
「短期間で体重を落としたい」— そう考えてプロボクサーや格闘家の減量を検索している人もいるかもしれません。
しかし結論は明確です。知識なしでプロ向け減量を真似するのは非常に危険です。
減量は、試合や計量といった特定の目的のために体重を一時的に落とし、その後に戻すまでを含めた短期の体重調整です。
一方でダイエットは、健康的で持続可能な体重・体調を目指す長期の体質改善。
目的も設計もまるで違います。
私自身、プロボクサーとして減量の成功と失敗を経験しました。本記事では私の失敗談を土台に、危険を避けつつ確実に進めるためのポイントを解説します。
減量とダイエットの違い(かんたん比較)
項目 | 減量 | ダイエット |
---|---|---|
目的 | 試合・計量などイベントに合わせる | 健康・体型の長期維持 |
期間 | 短期(数日〜数週間) | 中長期(数ヶ月〜継続) |
体重推移 | 落とす→計量→戻すまでがセット | 緩やかに落とし維持 |
リスク | 脱水・低血糖・パフォ低下など高い | 設計次第で低リスク |
前提 | 専門知識・監督体制が望ましい | 基本的な栄養・運動習慣 |
私の減量失敗談
結論から言うと、私は体重を落とし過ぎ、計量後に食べ過ぎて試合で動けませんでした。
「落ちなければ試合できない」という不安から、とにかく落とすことだけを優先。
計量日に想定以上に落ち、焦って戻そうと大量摂取— その反動でパフォーマンスが大幅に低下しました。
減量で失敗する理由
確認をサボると何が起きるか(数値で)
減量の基本は「食事調整・運動量」に加え、毎日の“確認(計測と記録)”。ここを外すと、落とし過ぎ・戻し過ぎの事故が起きます。
- 就寝前→起床後で体重は−0.5〜0.8kg下がるのが一般的(個人差あり)
- この差を見込まず計画すると、計量日に落とし過ぎ→直後の食べ過ぎへ
- 「なんとなく落とす」は危険。数値で管理し微調整すること
体重変化のイメージ(図解代替)
下の表は「理想」と「失敗」の推移イメージです(簡易例)。
日 | 理想:夜→朝 | 失敗:夜→朝 | コメント |
---|---|---|---|
計量前日 | 68.0→67.3 | 67.0→66.2 | 失敗は落とし過ぎで余白ゼロ |
計量当日 | 朝67.3で調整OK | 朝66.2で想定外に軽い | 慌てて大量補給→胃腸負担 |
試合当日 | バランス補給で快調 | むくみ・だるさで動けず | 戻し過ぎの反動 |
習慣にすべき体重管理
朝・練習前後・就寝前の“基準体重”
- 朝(空腹・排泄後)=基準体重として毎日同条件で測る
- 練習前/後も測り、減少量=発汗量を把握して補水計画に活かす
- 就寝前も測り、翌朝との差(目安:−0.5〜0.8kg)を記録
- アプリやスプレッドシートでグラフ化。Never miss twice(連続で記録を飛ばさない)
記録テンプレ(コピペ可)
日付 | 朝 | 練習前 | 練習後 | 就寝前 | 差分/メモ |
---|---|---|---|---|---|
2025-08-23 | 発汗量/補水量/体調など |
おすすめの体重計
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よくある失敗と対策
- 計量当日に落とし過ぎ:前日までに微調整。直前で大きく動かさない
- 計量後に食べ過ぎて失速:少量・高吸収の補給から段階的に戻す
- 測定条件がバラバラ:時間帯・服装・排泄の有無を揃える
安全に関する注意
減量は体に大きな負担がかかります。持病や体調に不安がある場合は、
必ず医師・管理栄養士等の専門家に相談し、自己判断で無理をしないでください。
本記事は筆者の実体験と一般的知見に基づくもので、医学的指導を代替するものではありません。
必ず医師・管理栄養士等の専門家に相談し、自己判断で無理をしないでください。
本記事は筆者の実体験と一般的知見に基づくもので、医学的指導を代替するものではありません。
まとめ
- 減量は短期の体重調整、ダイエットは長期の体質改善と理解する
- 基準体重づくり+3点測定+グラフ化でズレを防ぐ
- 道具(スマホ連携体重計)で管理の摩擦を下げるのが近道
同じ失敗を繰り返さないために、「数値で見る」を今日から始めよう。
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