夜勤明けでも疲れにくい格闘家ルーティン|10・30・60分の3段階


まず前提(安全)
・眠気が強い時の運転/高強度練習はNG。
・心疾患/不整脈/めまい等の既往がある場合は主治医・指導者の指示を優先。
・ここは一般情報。体調に合わせて無理せず調整を。

結論:夜勤明けは「神経を落ち着かせて、低燃費で回復+技術」

  • 光・体温・カフェインをコントロール(寝る準備)
  • アンカー睡眠(90–180分)で最低限の回復
  • 低強度(RPE※4〜6)×短時間で“技術・可動域・体幹”に寄せる

※RPE:自覚的強度(10=限界)。4〜6は“ちょいキツい未満”。

2パターン運用

状況 狙い ポイント
連勤中(今夜も夜勤) 夜型を維持 午前は遮光+短時間睡眠→午後に日光を避ける/練習は夕〜夜に軽め
最終日(昼型へ戻す) 体内時計リセット 帰宅して90–120分だけ寝る→午後に日光10–20分+散歩→寝るのは早め

帰宅〜就寝まで(15–30分)

  • 補水+塩分:水 or 白湯300–500ml+味噌汁/スープ系で軽く塩分
  • 温シャワー3–5分→部屋は暗め(体温をゆっくり下げて眠気を誘導)
  • カフェインはオフ(通勤安全上どうしても必要なら50–100mgだけ、帰宅後は切る)
  • 遮光+耳栓/アイマスク、室温はやや低め

アンカー睡眠(90–180分)

熟睡の“核”を確保。長眠で夜まで寝過ぎると体内時計がズレるので上限3時間を目安に。

起床後(回復ブースト:20分)

  • 日光10–20分(ベランダ/散歩)+鼻呼吸
  • 軽食:消化の良い炭水化物+タンパク質(おにぎり+ゆで卵/ヨーグルト+バナナ等)
  • NSDR/ヨガニドラ 10–15分(目を閉じ横になるだけでもOK)

格闘家ミニセッション(10・30・60分)

10分(最低限)

  • 呼吸&ブレイシング:15秒×5(胸ではなくお腹360°)
  • ヒンジ→壁タッチ:10回×2
  • シャドー:2分(フォームだけ/軽接地)

30分(標準)

  • モビリティ:首・肩・胸椎・股関節 各30秒
  • RDL(自重or棒)10×2 → キャリー(片手スーツケース20m×2)
  • テク練:シャドー3分×3(1R目=ジャブだけ、2R目=ジャブ+ストレート、3R目=フットワーク)
  • コア:デッドバグ20回 or サイドプランク20–30秒×左右

60分(余力あり)

  • 上の30分+技術ドリル(打撃:ミット軽打/組技:取り組みの型だけ)15–20分
  • 有酸素Z2:鼻呼吸で会話できる強度 10–15分(バイク/ウォーキング)
  • 仕上げストレッチ 5分(ハム/殿筋/広背)

注意:夜勤明けのハードスパー・MAX挙上は基本避ける。やるならRPE6目安で。

食事ガイド(ざっくり)

  • 就寝前:消化に軽い物(スープ・豆腐・ヨーグルト等)
  • 起床後:炭水化物+タンパク質20g目安(卵/鶏/魚/乳/大豆)
  • 練習前:おにぎり/バナナ+水分(必要なら塩タブ等)
  • 練習後:タンパク質20–30g+炭水化物、温かい汁物で回復を後押し

夜(連勤中 or 最終日で分岐)

  • 連勤中:日没後に軽く体を動かして夜型維持。強い白色光は避ける。
  • 最終日:20–22時には就床。18時以降のカフェインはオフ。照明は暖色に。

今日の2分チェック

  1. 帰宅時の補水ルール(水+味噌汁)を固定
  2. アンカー睡眠の上限を決める(90/120/150/180分)
  3. “技術だけシャドー2分”をタイマー登録
よくある失敗→リカバリ
・昼まで寝てしまう → 上限タイマー+遮光しすぎない/起きたら即日光。
・練習でバテる → RPEを1段階下げ、テク練>追い込みに寄せる。
・胃がもたれる → 液体+やわらか食へ(スープ・お粥・豆腐など)。

※サウナ/交代浴は脱水しやすいので、夜勤明けは様子見。やるなら短時間+十分な補水で。

コメント

タイトルとURLをコピーしました