高齢者にもできる空手の基本動作3選|イスOK・安全第一で5〜10分


ポイントは「痛みゼロ・会話できる強度・姿勢が崩れない」こと。
ここでは、イスでも立位でもOKな空手の基本動作を3つだけ厳選。5〜10分で回せるメニューに落とし込みました。

安全に関する注意
痛み・めまい・強い息切れが出たら即中止。
・強度は「会話できる」目安(RPE 3〜4/10)。
・既往症や運動制限がある場合は主治医や指導者の指示を優先してください。
本記事は一般的情報で、医療的助言の代替ではありません。

この記事でわかること

  • 高齢者でもできる空手の基本動作3選(座位/立位のやり方)
  • くり返しやすい5〜10分メニューと声かけ例
  • よくあるNGと、安全に続けるコツ

① 構えと呼吸(自然体+腹式) 1〜2分

ねらい:肩の力を抜いて軸を作る/過換気を防ぎ集中アップ

  • 座位:イスに浅く座り、足は肩幅。背すじはやや伸ばし、肩は脱力。
  • 呼吸:鼻から4秒吸う→お腹360°にふくらませる→2秒止める→口から6秒で細く吐く ×3〜5回。
  • 手の形:軽く握る(小指・薬指〜親指の順でそっと)。肩はすくめない。

NG:胸だけを大きく膨らませる/腰を反る/顔が前に出る


② 正拳中段突き(ちょくづき) 20回(左右交互)

ねらい:肩甲帯の安定+体幹の回旋/生活動作の到達動作に応用

  • 座位:片手は腰(引き手)に置く。反対の手をお腹を軽く締めたまま前へスッと伸ばす。
  • コツ肘は伸ばし切らない/手首はまっすぐ/肩は下げたまま。
  • 呼吸:突きで軽く「スッ」と吐く。戻しながら鼻で吸う。
  • 立位(余裕があれば):足は肩幅、膝わずかに曲げて同様に。

NG:勢いよくバンッと伸ばす/肩が上がる/体が左右に傾く


③ 足運び(半歩前・半歩後)+中段突き 5〜10往復

ねらい:バランスと重心移動/つまずき予防

  • 立位(見守り推奨):足を肩幅、半歩だけ前に出して戻す。前に出すと同時に軽く突き、戻すと手も戻す。
  • 支え:壁/イスの背に手を添えてOK。まずは安全最優先。
  • :伸ばし切らない。背すじは長く、視線は正面。

NG:大股で出す/かかとが内側に入る/猫背になる


5〜10分でできるメニュー例

  • 5分:①呼吸1分 → ②突き20回 → ③半歩前後3往復 → ②突き20回
  • 10分:各種目を2セットに増やす(休憩は30〜60秒)
声かけ例(介護現場/指導者向け)
・「急がなくて大丈夫。肩の力を抜いて、指先はやさしく」
・「会話できる強さでいきましょう」
・「今日は半歩だけ。明日は同じ半歩をもう1回」

よくあるNGと修正

  • 肩すくみ → 一度すくめてストンと下げる→その高さを保つ
  • 肘ロック → 最後の数センチは“やさしく”ブレーキ
  • 大股すぎ → 半歩固定(床にテープ印でガイドも◎)

(任意)動画を入れる場合

YouTubeのwatch URLを1行貼ると自動埋め込みされます。見られない環境向けにテキストリンクも併記を。

週5メニュー(例)

  • Day1:①呼吸→②突き→③半歩
  • Day2:①呼吸→②突き(回数少なめ)→椅子で足上げ10回
  • Day3:休息 or 呼吸+肩回し
  • Day4:①呼吸→③半歩→②突き
  • Day5:好きな2種目を各1セット

まとめ:今日の2分

  1. イスに座って呼吸×3サイクル
  2. 肩をストンと下げて、正拳突き10回

※痛み・体調不良時は中止し、専門職へ相談を。転倒リスクがある場合は必ず見守りや手すりを使用してください。

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