【ボクシング入門】ジャブの打ち方(動画あり)
最初の1発=ジャブ。距離取り・牽制・コンビの起点。
本記事はフォーム→NG修正→自宅ドリル→実戦連携に加え、引きの重要性、右手(後ろ手)の正面ディフェンス、ダブルジャブとリズム理論(1-2 と 1-1)にフォーカス。
※今回は右ストレート自体は扱いません。ダブルジャブで“準備”を作る回です。
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参考動画(5分で復習)
構え〜打ち出し〜戻しの直線軌道、左肩でアゴを守る、押さずに“弾く”テンポ感に注目。
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※シャドー中心の日は未着用でOK。負荷ゼロでフォーム精度を優先。
ギアは“必須”じゃないけど、こういう時はアリ
ジャブだけの練習ならバンテージやグローブは必須ではありません。
ただし、ミットやサンドバッグで左だけを打ち続ける日は手首の保護にあると安心。
左だけの反復はかなりしんどいので、フォームが崩れる前に短いラウンド×休憩長めで。
- グローブ着用メリット: 重さに慣れる/当て面の感覚づけ
- バンテージのメリット: 手首・親指の固定。雰囲気作りのモチベUPにも◎
- 未着用でもOK: シャドーやフォーム確認の軽い日
先に結論:これだけ守ればOK(3カ条)
- 左肩でアゴをかぶせる(打つ瞬間も守りは継続)
- 肘を落とさず最短距離(最後の10cmだけ“くるっ”と拳返し)
- “出1:戻2”で引き勝つ(当てるより戻しが速いほど安全)
基本フォーム(分解)
- スタンス:左足前・右足45°。足幅=肩幅+半歩。
- ガード:アゴを軽く引き、拳は眉〜頬ライン。
- トリガー:前足で床を“ちょい押し”→体重1割だけ前へ。
- 打つ:肘を畳んだまま真っ直ぐ伸ばし、最後に拳を返す。当て面=人差し指&中指ナックル。
- 戻す:最短でスッとガードへ。ここが一番大事。
- 姿勢:上体は突っ込ませない。目線は相手の胸〜鼻。
右手(後ろ手)の位置=正面ディフェンス
左ジャブに集中すると右手が意識から離れがち。右手は常にアゴの正面(鼻筋〜口元の正中線)を意識。ジャブの差し合いで被弾を減らせる。
- OK:右拳の甲を鼻筋へ/肘は肋骨寄りで開き過ぎない
- NG:打つ瞬間だけ右手が背中側に引ける/下がる
- 目的:正面コースのブロック/パリー/スリップへ繋ぐ
- 右拳をアゴ正面の高さへセット
- 左ジャブ→右は位置固定のまま1〜2cmの微パリー
- 60→80→100bpmで「出1:戻2」。右手が引けたら即リセット
補助:右脇に薄いタオルを軽く挟むと、右肘が開き過ぎるクセが出にくい。
打つより“引き”が大事な理由
どのパンチにも共通:引きが遅い=被弾リスク。素早い引きは再加速と次の展開を作る。
- 比率目安:出1:戻2(戻しを倍速)
- 意識点:打った瞬間から肘を畳み、肩でアゴを再カバー
- 練習法:メトロノームで「出=1拍」「戻=2拍」シャドー
ダブルジャブは“右への準備運動”
ダブルジャブ(1-1)は、右ストレートの打ち出しタイミングと体の使い方に近い。
ただし今日は右は打たない。あくまで左で作る準備と再加速の感覚を身につける。
- 1発目=距離測り/2発目=刺す(戻し途中で“間”を詰める)
- 2発目の瞬間、後脚で床を軽く押す感覚を入れ、腰を流さない
- 各ラウンド最後30秒はテンポアップ(出1:戻2は維持)
リズム理論:1-2 と 1-1 は似ている
口リズムで言うと、どちらも「タ・ター」。
1-2(ワンツー)はタ(1)・ター(2)、1-1(ダブル)はタ(1)・ター(1)で拍の置き方が同じ。
このリズムでダブルを練習すると、将来の1-2に自然に繋げやすい。
- カウント法:メトロノーム80bpmで「タ(1)・ター(1)」と声出し→ダブル
- 注意点:2発目で上体が前に流れない/右手は正面ガード維持
- 応用:間を長くした「タ…ター」、詰める「タタ」も練習
よくあるNG→即直すコツ
- 肘が落ちる → 壁沿いシャドー
- 手首が折れる → 鏡タッチ(拳と前腕を一直線)
- 押してしまう → タオルスナップ(最後の10cm)
- 体が突っ込む → “出す瞬間だけ前”で戻し回収
- 右手が下がる/引ける → センターライン固定+右脇タオル
家でもできるドリル(器具なし)
- ミラージャブ:2分×3R(肘・手首・肩位置)
- タオルスナップ:1分×3R(最後の10cmのみ)
- 壁ライン:2分×2R(左肩スレスレ直線)
バリエーション練習(速度・威力・リズム)
- 「遅・速」を交互(1拍ゆっくり→1拍全速)
- 30秒ごとに60→80→100bpm
- 30%→60%→90%→60%→30%を循環(戻しは常に同速)
- 「タ・タタ」(単発→ダブル)と「タ…タ」(間合い長め)を交互
ジャブ連携のディフェンス
- ジャブ→スリップ(外):相手の右を外へずらす
- ジャブ→バックステップ:相手のカウンターを空振り
- ダブルジャブ→クリンチ/角度取り:近距離に入ったら姿勢優先で安全に
週3トレ(右スト抜きバージョン)
- ミラージャブ 2R(出1:戻2)
- タオルスナップ 2R(最後10cm)
- 壁ライン 2R(直線軌道)
- ダブルジャブ 3R(距離→刺す)
- ダブル+スリップ外 2R
- リズム「タ・ター」「タ…ター」 2R(声出し)
- フェイントジャブ 2R(出し入れ)
- ダブル→角度取り 2R
- バッグ:10秒全力→20秒レスト ×8(左のみ)
チェックリスト(毎回ここだけ見る)
- ☐ 左肩でアゴをかぶせた?
- ☐ 肘を落とさず最短距離?
- ☐ 手首まっすぐ&ナックルヒット?
- ☐ 右手はアゴ正面(センターライン)を守った?
- ☐ 出1:戻2で“引き勝ち”できた?
- ☐ ダブルで「タ・ター」のリズムを保てた?
- ☐ 2発目で上体が前に流れてない?
用途で選ぶなら(+未着用の目安)
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未着用でOKな日:シャドー中心/フォーム矯正デー/痛みが出やすい時の負荷軽減。
FAQ
身長が低いと不利?
グローブは何オンス?
まとめ
- ジャブは攻守のスイッチ。引きの速さと右手の正面ディフェンスで安全性UP。
- ダブルジャブは将来の右に繋がる“準備運動”。今日は左のみで完成させる。
- 1-2 と 1-1 は同じ拍(タ・ター)。このリズムで左を磨くと展開が広がる。
- 左を制する者は世界を制す。
今日のメニューは左だけでOK。ミット/バッグ日は手首保護も忘れずに。
伸縮バンテージ /
練習用グローブ
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